[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック




 「教育基本法『改正』に反対する 仏教徒・キリスト教徒
1000人声明」

1,私たちは、近く国会に上程されようとしている教育基本法「改正」は、
  日本を「戦争の出 来る国」へと押し進めようとするものであり、強く
  反対いたします。

2,私たちは、「宗教的情操教育の必要性」があるから、「教育基本法の改
  正が必要」だとする動きにも反対です。

 2003年3月、教育基本法の見直しの答申が中央教育審議会からだされまし
た。その内容は、現在の教育基本法の「個人の尊厳」「真理と正義」「個人の価
値」といった精神を「国家や社会の形成者たる国民の育成」というように国策を
優先させた教育に転換させようとするものです。そのために、答申には「国を愛
する心」「畏敬の念」「伝統文化の尊重」「規範意識」などの国家主義を導入する
内容を盛り込み、さらに見直し案には「21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日
本人の育成」というようにナショナリズムを強調するものとなっています。
 
  これは、小泉内閣が今目指している、「有事法制」・「イラク支援特別措置法」
の成立からさらに憲法を改悪し、日本を「戦争の出来る国」へと押しすすめる一
貫であると思われます。つまり、教育基本法の「改正」は、戦争をする国を支え
る人づくりこそが真の目的でありましょう。
 
 教育基本法を「改正」すべきという論の中には、いじめ、不登校、学級崩壊の
などの教育の荒廃の原因があたかも教育基本法にあるかのごとく述べるもの
がありますが、問題の所在や分析・検討がなされたものといえず、あまりに短
絡的な意見です。全日本仏教会もそうした論旨から教育基本法第九条・宗教
教育の「改正」を求め、とりわけ「宗教に関する知識や情操を涵養する宗教教育
を重視・実現することが必要」であるとし、「宗教的情操の教育」を盛り込もうと
働きかけを行っています。しかし、「宗教的情操の教育」とは、戦前は「敬神崇祖
」を内容として国家神道体制を支えてきたものであります。そして今再び、答申
に述べるように、「宗教的情操教育」を「改正」に盛り込むならば、まさに答申の
「畏敬の念」を下支えする役割を再び担うことになるでしょう。

 私たちは、いのちの尊厳を決して踏みにじるような社会を生みだしてはならな
いとする宗教の教えに生きる者として、中教審答申に疑義を感じ、教育基本法
の「改正」に強く反対いたします。
 
※ここで言う仏教徒・キリスト教徒とは、仏教・キリスト教の教えに生きる者という意味で用い
  ています。



戻る